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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

17.奥行き感のある写真を撮りたい

立体的な写真を撮る簡単テクニック

せっかくレンズ交換式のカメラを持っているなら奥行き感のある立体的な写真を撮りたいですよね。今回は、簡単に奥行き感を出すテクニックをお教えします。

3つのポイントを押さえれば壁画だって奥行き感のある写真になります!
Point
  1. レンズは望遠側にします
  2. 前ボケを作りましょう
  3. 縦位置で撮りましょう
横位置でレンズの広角側で撮った写真。平面的な仕上がりになりました。

一番のポイントは縦位置で撮ること!

まずはレンズですが、ズームレンズの場合は望遠側にして絞りを開けて撮りましょう。こうすることで、ピントの合っている被写体以外を大きくボカすことができます。

ポイントの2番目にある前ボケですが、後ろにボケを作るよりも前にボケを作ったほうが人間の目の錯覚もあって簡単に奥行き感のある写真を作り出すことができます。ボカす被写体は画面内の割合の30〜40%を超えないようにするとバランスがいいです。ボカせばボカすほど奥行き感が出るということでもなく、あまりにもピントの合っている範囲が少ないと、見ている人に不安感を与える写真になってしまいます。

そして一番大事なのが縦位置で撮ることです。一般的に縦位置での写真は奥行き感を、横位置での写真は広がり感を演出します。特に作例の写真では壁画の女性にピントを合わせて主役の被写体としていますので、画面いっぱいに女性を写そうとすると縦長の被写体なので縦位置で撮影することになります。横位置で撮影した写真を見て頂ければおわかりになると思いますが、同じような大きさで女性を写そうとすると左右に余白ができて縦位置では写らなかった被写体がフレームに入ってきてしまいます。ゆったりとしたイメージにはなりますが奥行き感は出ませんね。

そこで、手前に看板が入る位置まで下がって、望遠側で縦位置で撮影したのがこの写真です。画面内のすべてにピントが合っている横位置の写真よりも奥行き感を感じることができると思いませんか?

今回は壁画というあえて立体的になりにくい被写体を使って解説してみました。この方法ですと平面の被写体を使っても奥行き感を出すことができますので、更に実感できる街中のスナップや花畑などでぜひ試してみてください!

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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。