RICOH IMAGING
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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

12.料理を美味しそうな色味で撮りたい

料理を温かい色合いで撮ってみましょう

料理の写真を撮る時は、白いお皿が白くキレイに写るように明るくしたりホワイトバランスを変えるのが基本ですが、撮影する料理によっては肝心の食べ物が冷めているかのようにあまり美味しそうに見えない場合があります。今回は、そんなさみしい料理写真から抜け出す方法をお教えします。

Point
  1. パンケーキは中央部に、上に乗っているバナナは黄金分割の左の線上に配置して動きを出しました
  2. 明るさを上げる場合は光が当たっているお皿の白い部分が白トビしないようにしましょう
  3. フォークやコップなどの小物を配置して奥行き感を出しましょう

ホワイトバランスは太陽光か曇天で!

料理写真を撮る時は、お皿の白さが引き立つ明るさで、濁りのない白さになるホワイトバランスで、料理全体がわかるようにあまりボケさせない……という基本があるのですが、お店のメニュー写真を撮るわけではないのですから、私たちが撮る時はもっと冒険してムードのある写真に挑戦してみましょう!

作例はできたてのパンケーキです。あまり撮影に時間をかけるとバターは溶けきってしまいますし、冷めて美味しくなくなってしまうので、素早くささっと撮影しましょうね。

まずカメラ側の設定ですが、明るさは少し明るめの方がおいしそうに見えるので露出補正を+1にします。テラス席などでかなり明るい場合は+0.3〜0.7辺りで調節してみてください。今回は店内でサイドから少し自然光が入る状況でした。

そして、今回のポイントでもあるホワイトバランスですが、太陽光か曇天に設定してみてください。オートモードで撮るよりもほんの少しですが赤味がさしてパンケーキの温かみが増したと思いませんか?

あまり赤味を足し過ぎてしまうと単なる失敗写真になってしまいますので、お皿の白い色がほんのりクリーム色になるくらいを目安にしてください。

ピントは上に乗っているバナナに。前後がボケるように絞りは開放(一番小さい数値)で撮りました。

毎日のランチ、がんばって作ったディナー、休日のホッとできるカフェタイムなど料理を撮影する機会は多いと思いますので、ぜひこのテクニックを使って温かい美味しそうな料理写真を撮ってみてくださいね!

お皿は白くキレイなのですが、全体にクールで冷たい印象になってしまい、あまり美味しそうには見えなくなってしまいました……
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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。