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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

10.できたて料理の湯気を撮りたい

揺らめく湯気を写真で表現してみましょう!

できたてでホカホカの湯気が立ち上っている料理がテーブルに運ばれてきたら、温かさを表現するために湯気も一緒に撮りたくなりますよね。

料理写真っぽくお皿がフレームからはみ出るような構図にして、斜め上からカメラを構えてピントは美味しそうな一番上のペンネに合わせて……あれ?でも湯気が写らない!そんなことはありませんか? 今回は、そんな湯気を撮る方法をお教えします。

Point
  1. 湯気の背景は黒い壁や影を利用しましょう。
  2. 前後左右に広がる湯気にもピントが合うように絞りはF5.6前後を目安にしてください。
  3. 被写体から遠いと湯気が目立たないのでなるべく近寄って撮りましょう。

暗い背景が湯気を引き立たせる!

湯気を撮るポイントは‘暗い背景で撮る’これに尽きます!

湯気は何色でしょうか?そう、白色ですよね。この白い被写体を撮るのに白い背景で撮っても保護色なので目立たないのは当たり前なんですよね。

明るく写したい料理写真だとついつい白いお皿、白いテーブル、白い壁のセッティングで撮ってしまいたくなる気持ちもわかります。ですが、湯気を撮りたいときは黒い壁がなければ黒い紙や家具の影などを使ってでも、暗い背景で撮るようにしましょう。料理によっては黒いお皿でも効果的です。

ピントは通常の料理写真のように一番目立つ美味しそうな所に合わせます。作例では一番上のペンネの先端近くに合わせています。

モードは絞り優先AEで撮るのが楽でしょう。湯気は前後左右に揺らめいていますので、その大部分にピントが当たるように明るいレンズでも絞ってF5.6前後にしましょう。あまり絞るとムードがなくなってしまうので気を付けてください。

光の状態はサイドから明るめの光が当たっていると湯気がくっきりと見えます。お皿がくすんで見るような暗さでしたら、露出補正を+1くらいにしてもいいでしょう。

後は、湯気が効果的に写る位置まで近付いて撮ってください。被写体からあまり離れると湯気の存在感が薄くなってしまいますよ。そして何よりも、湯気がなくなる前に手早く撮りましょう!

普通の料理写真としてはいいのですが、湯気は白い背景に溶け込んでまったく見えなくなってしまいました……。
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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。