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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

8.暗い被写体を明るく写したい

露出補正を使って被写体をお手軽に明るくする方法

ステキな被写体を見つけて撮ってみたけど、なんだか真っ暗に写ってしまった…そんなことはありませんか? また、背景が乱雑で画にならないシチュエーションも結構ありますよね。そんなときは露出補正を使って被写体を明るくすると同時に背景を白く飛ばしてみましょう!

Point
  1. 背景と奥の花びらの境目がぎりぎりわかる程度までプラスに露出補正しました。
  2. ピントは手前の花びらに合わせます。
  3. 絞りは開放に近い小さな数字で、レンズは望遠側を使うと背景がボケやすくなります。

レースのカーテンを白飛びさせれば最高の背景に大変身!

窓辺に飾られたお花も、そのまま引いて撮ると生活の中のワンシーンにしかなりません。日常を残す写真としてはそれでもいいかもしれませんが、今回はこの花瓶の花を作品っぽく仕上げてみましょう。

まずは花びらのキレイな一輪を探して構図を考えましょう。花が向いている方向に空間を作ると構図として落ち着きます。ピントは手前の花びらにしました。

絞りは開放かF4くらいまで開けて、レンズは望遠側を使用します。そうすることで背景のレースのカーテンがボケやすくなります。

そのままパチリと一枚撮ってみましょう。被写体の背後から光が当たっている逆光状態なので背景のレースのカーテンは白く飛んで期待通りなのですが、露出が明るい背景に影響されたので肝心の花びらは真っ暗に写ってしまいました。ここで、露出補正の出番です!

主役の被写体である花びらが好みの明るさになるように、プラスに補正していきましょう。明るく補正することで背景のレースのカーテンも比例して更に明るくなります。どこまで明るくするかはお好みですが、明るくし過ぎると不自然な画になってしまいますので気を付けてくださいね。

本来なら逆光時には手前側からレフ板を使って光を反射してあげるとキレイに撮れるのですが、いつもレフ板を持っているとは限りませんよね。そんなとき、手軽に被写体を明るくすることができる露出補正を活用してみてください!

窓辺に何気なく飾られた花。このままだと生活感があり過ぎちゃいますね(笑)。
露出補正をしないと背景の明るさに引っ張られて肝心の主役が暗く写ってしまいます。
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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。