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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

2.スイーツを美味しそうに見せたい

見た目よりも「ちょっと明るく」撮ることがポイント

ちょっと立ち寄ったカフェで美味しそうなスイーツを記念にパチリと撮ったものの、見た目よりも暗く写ってあまり美味しそうに見えない……そんなことはありませんか?ちゃんと自然光の入る席だし店内も明るいのにって、悲しくなっちゃいますよね。そんなときに使える露出補正のテクニックと、より美味しく撮るための簡単なテーブルセッティングをお教えしましょう!

Point
  1. 白いお皿が「見た目よりもちょっと白いかな?」というくらいまで白くなるように露出補正をプラスして明るくしましょう。
  2. クマとネコのドーナツの表情以外はボケるように絞りはなるべく開けます。
  3. 斜め奥にティーカップを置いて奥行き感を出します。

お皿の白色を基準に明るさを決める!

まず撮影モードは「絞り優先AE」に、レンズは単焦点レンズかズームレンズの望遠側を使用します。カメラの高さは、肘と手首の真ん中辺りをテーブルに固定させるとちょうどいいでしょう。覗きにくい位置なのでライブビューでの撮影をオススメします。

レストランなどで立ち上がって真上から全体を写している方も見かけますが、スイーツとお茶の全体を写すことはできても写真に立体感がなくなってのっぺりした画になってしまいます。また、公共の場所であまりかっこいい行動でもありませんのでなるべく止めましょう。

絞りは開放か開放に近い小さい数字にして、メインのクマとネコのドーナツの表情以外はボカしてソフトなイメージに仕上げます。ただ、これだけの操作だと、このような明るい日差しが入る窓辺での撮影ではカメラが「明るすぎる!見た目に近い色にするために少し暗くしなくては!」と頑張ってしまい、なんだか薄暗くて美味しくなさそうな写真になってしまったりします。そこで、露出補正の出番です!

露出補正をプラスの方に動かして写真全体を明るくしていきましょう。あまりにも白トビしてしまうと写真として美しくなくなってしまうので、基準としては「EV+0.3〜3程度」の補正範囲にしたいです。実際にライブビュー画面を見ながら補正値を決める基準は、スイーツの乗っているお皿の白色が、見た目よりもほんの少し明るい白色になるくらいを目安にしましょう。

手前のスイーツだけでは写真が寂しくなってしまうので、ティーカップをクマのドーナツの対角線上に配置して奥行き感を出します。小道具があることで、ドーナツがただ盛られているだけよりもリアリティーを出すことができます。

この方法だと座ったままフラッシュを使わずに撮影できますので、ぜひ、カフェで優しい自然光の入る席をGETして「お皿を白く」の基本を忘れないように美味しい写真を撮ってみてください!

真上から撮影するとどんな物を食べたのかわかりやすい状況的な写真にはなりますが、美味しそうでは……ないですよね。
応用編
同じ配置でも鮮やかなランチョンマットだとポップなイメージになります。自宅で撮影することが多い場合は、一人サイズの小さなランチョンマットがあるとイメージを変えた写真を撮ることができるので、お手頃価格の物を集めてみちゃいましょう!
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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。