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3分で学べる簡単撮影術 シャシンのジカン 水咲奈々

1.背景を溶けるようにボカしたい

背景を色のように溶かす簡単テクニック

せっかく一眼レフを手に入れたのなら、コンパクトカメラでは難しかった大きなボケが印象的な写真を撮ってみたいですよね。

でも、どうやって撮っても背景が綺麗にボケてくれない、まるで色のように背景が溶けている写真ってどうすれば撮れるの?……最初はそんな壁にぶつかるでしょう。そこで、背景をボカす簡単なテクニックをお教えしましょう!

Point
  1. レンズは単焦点レンズか、ズームレンズの場合は望遠側(数字が大きい方)を使いましょう。
  2. 撮影モードは「絞り優先AE」にして、絞り値は開放か開放に近い小さい数字にしましょう。
  3. レンズから被写体の距離は近く、被写体から背景の距離は遠くしましょう。

ボケは「レンズ」、「絞り値」、「距離」の3つの要素で操る!

まずはピントが合っている部分以外を大きくボカすためにレンズと撮影モードの設定をしましょう。使用するレンズは、あれば明るい単焦点レンズがベストですが、なければキットレンズの標準ズームレンズでもOKです。この場合は、望遠側を使います。

撮影モードは「絞り優先AE」にして、絞りの数値を自分で設定できるようにしましょう。この絞り値が小さくなればなるほどピントを合わせた被写体の前後は大きくボケるので、開放絞り(一番小さな数値)がオススメです。

さて、ここまで設定して安心して撮影に入ってはいけません。ココからが一番重要なのです。「被写体と背景の距離」に気を付けてください!

背景は遠くにあればあるほど大きくボケる!

このNG作例のように、ピントを合わせた被写体と背景が近い位置にあると、背景にもピントが合ってしまって望むような大きなボケは得られなくなってしまいます。

テーブルフォトで背景をボカしたいときは、ピントを合わせる被写体と背景の距離を思いっきり遠くするようにしましょう。屋外で花などを撮る場合は、立ったまま見下ろして枝や茎などの近くにある被写体を背景にするよりも、しゃがみこんで遠くの木や青空などを背景にする方が、より大きなボケが得やすくなります。

さて、連載の第1回目ですがみなさんいかがでしたでしょうか?このように、このコーナーでは難しい写真用語を知らなくても思い通りの写真が撮れるようになる簡単なテクニックを伝授していきたいと思います。

必要な時間は3分だけ!コーヒー片手に気軽にお勉強しましょう。

そして、読むだけではなくてぜひ実践してみてください。考えながらシャッターを切った回数分、写真の腕は確実に上達して、自分が思う通りの写真を撮れる日はどんどん近付いて来るのです!

トップの写真はこの状況写真のように‘レンズと被写体の距離=近い’、‘被写体と背景の距離=遠い’条件で撮影したので背景が綺麗に溶けるようにボケています。
NG写真は‘レンズと被写体の距離=近い’、‘被写体と背景の距離=近い’条件で撮影したのでテーブルクロスの模様がはっきりと写ってしまいました。
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水咲 奈々 -Nana Misaki-

東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。