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KOKO DOKO 20

鈴虫寺とその周辺

スズムシ、説法、幸福地蔵さんや
幸福お守りで人気の鈴虫寺。松尾の山すそ散歩道。
文・写真 = 内藤靖正
K-7 + smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM(20mm域)を使用して撮影。絞り優先AE、絞り:F16、シャッタースピード:1/25秒、測光:分割測光、感度:ISO200、ホワイトバランス:太陽光、カスタムイメージ:風景
380段ほどの石段を上り、下って拝観客が行き交う。鈴虫寺の前に広がるのどかな風景。

京都駅前や三条京阪前などから嵐山を経由する「すず虫寺・苔寺行き」京都バスの乗客の多くは、鈴虫寺へ向かう観光客である。

秋に鳴くはずのスズムシが一年中この寺の客殿で涼しい音色を奏でているところから「鈴虫寺」と呼ばれているが、正式の名は妙徳山華厳寺(けごんじ)という。比叡山延暦寺で修行を重ね、華厳宗の再興に力を注いだ学僧の鳳潭上人(ほうたんしょうにん)が江戸中期の1723年(享保8年)に開創した古寺で、現在は臨済宗の禅寺。鳳潭上人の座像や隠元筆の寺号扁額を安置している。

ほとんどの参拝客が求める鈴虫寺の幸福お守り。ぜひ普段から身につけておきたい。

拝観客のもうひとつのお目当ては、門前でわらじを履いて立つ幸福地蔵さん。「願いごとをかなえにきてくださる」と伝えられ、進学や就職、縁談、健康など、さまざまな願いを祈願する人たちの姿が絶えない。広い客殿では住職さんの説法が人気を集めている。

※下の小さい画像をクリックすると拡大表示します。
1京都バスの起終点・苔寺乗り場。嵐山や映画村、京都市内中心部と直結する便利な足。
 
2拝観客を目当てに鈴虫寺の石段前で店を構える土産物と食事の店。呼び込みも熱心。
 
4願いごとはまずひとつ。願いがかなったらお礼まいりを。そのルールが記されている。
         
   
5窓から初夏の風が心地いい。お茶と焼き菓子でほっこりとアンダンテで過ごす時間。
 
6古くは航海と農耕の神として信仰を集めた月読神社。緑と赤い鳥居の調和が美しい。
 
         
ないとう・やすまさ
1933年、京都市生まれ。広告代理店勤務の折に趣味ではじめた小冊子が京福電鉄のPR誌になったことなどにより1972年に独立。京福電鉄や東映太秦映画村の広告制作を担当する傍らフリーペーパー「Kyo!」発行。京都ピイアールセンター代表取締役。

新緑がまばゆい西芳寺川のほとりに英国カントリーをイメージさせるカフェアンダンテがある。この季節、ピーチやアップルを乾燥させたお茶・ロイヤルフルーツティーがおすすめだが、バナナとクルミのケーキやスコーンなど、お母さん手作りの焼き菓子も評判だ。庭のイングリッシュローズをはじめ、美しく咲く花を眺めながら散策の足を休めたい。

鈴虫寺

●午前9時〜午後5時(入山は同4時30分までに)
●大人500円、中学生以下300円(お茶、菓子つき)
075-381-3830
URL:別ウインドウで表示http://www.
suzutera.or.jp

カフェアンダンテ

●午前11時〜午後6時/火曜休みと水曜不定休
●コーヒー450円、ロイヤルフルーツティー650円、バナナとクルミの焼き菓子、スコーン各450円など。
075-381-4887

京都バス

●鈴虫寺へは京都駅前、三条京阪前から約50分、270円。嵐山から10分、200円。
075-861-2105
URL:別ウインドウで表示http://www.
kyotobus.jp

※掲載内容は2010年4月時のものです。すでに変更されている場合がありますので、ご利用の際には必ずご確認ください。

アンダンテから松尾山の山すそに鎮座する月読神社へは歩いて7分ほど。ここは「日本書記」にも登場する古社で祭神は月読尊(つきよみのみこと)。農耕の神として信仰を集め、江戸中期からは松尾大社の摂社になったという。ここまでくると醸造の神の松尾大社、阪急電車の松尾駅が近い。