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スペックについて

双眼鏡やスポッティングスコープなどの光学機器を選ぶとき、みなさまはカタログを見たり、インターネットで調べたりしていると思います。そのなかにはいろんな言葉や数字が書かれている『仕様』、『スペック』と呼ばれる表があり、この意味を知ることによって、その機材が持っている能力を推し量ることができます。

口径(有効径)とは

対物レンズの直径のことです

「集光力」や「分解能」と大きな関係があり、とても大切な要素です。大きい口径ならば集光力も大きく、分解力も高いのです。PENTAXのPF-65EDは65mm、PF-80EDは80mm、PF-100EDは100mmです。

焦点距離とは

対物レンズから光が集光する位置までの距離です

「倍率」を算出するときや「口径」と合わせて「F値」を計算する上で、とても大切な要素です。PF-65EDは390mm、PF-80EDは500mm、PF-100EDは624mmです。

倍率とは

肉眼で見た場合に何倍の大きさに見えるかを表します

光学系で生じる像の大きさと物体の大きさの比で計算できるほか、「スコープの焦点距離」÷「アイピースの焦点距離」で計算できます。たとえば、スポッティングスコープPF-65EDにアイピースXF12を取り付けたときの倍率は、「390mm÷12mm=32.5」となり、「倍率」は32.5倍となります。
一般に、倍率が高くなるほど明るさが低下し、視界(一度に見える範囲)が狭くなります。手ブレの影響も大きくなりますから、三脚の使用をオススメします。また、高倍率を望むのであれば、ズームタイプを選択する方法もあります。

ひとみ径とは

望遠鏡を通して見える明るい部分の直径です

スポッティングスコープにアイピースを付け、アイピースから少し眼を離して対物側を明るい方向へ向けると、アイピースの中心に明るい「○」ができます。これを望遠鏡の「瞳(ひとみ)」と言い、この直径を「ひとみ径」と言います。「ひとみ径」は「対物レンズの有効径」÷「倍率」でも算出できます。昼間の明るい時、人の瞳孔の大きさは大よそ3mm〜4mm程度で、夕方の暗い時の瞳孔は大よそ5mm〜7mm程度に広がると言われています。使用シーンによっては瞳孔の大きさも変わってきますので、重要な項目となります。

明るさとは

この数値が大きいほど明るい視野が得られます

明るさは(「ひとみ径」×「ひとみ径」)で算出できます。同倍率の望遠鏡なら、対物口径が大きいほど明るい視野が得られます。昼間はひとみ径が、3mm〜4mm程度で良いので、明るさは9〜16が良い値となります。また、夕方はひとみ径が、5mm〜7mmほどになりますので、明るさは25〜49と大きい値が必要になります。

実視界とは

望遠鏡を動かさずに見える角度です

この数字が大きくなるほど、実際の広い範囲を一度に見渡せ、反対に小さくなるほど、狭い範囲を見ていることになります。一般に、「実視界」は倍率が高くなるほど狭くなります。動きの激しいスポーツ観戦や野鳥観察などでは、実視界の広い望遠鏡が適していると言えるでしょう。

見掛け視界とは

接眼レンズを覗いて見える視野の角度です

右の画像を見ると、倍率が同じ場合、見掛け視界40°と65°では見える範囲に大きな違いがあり、65°ではかなり広範囲が見えている事がわかります。広範囲が見えると言うことは、移動している野鳥などを捕らえるには非常に有利です。覗く上での疲労度も和らぎます。

<実視界との関係>
「実視界」=「見掛け視界」÷「倍率」

アイレリーフとは

接眼レンズ最終面から結像位置までの距離です

結像位置(アイポイント)に眼を合わせると、接眼レンズの全視野を見渡すことができます。「アイレリーフ」が短いと、非常に見難い上、まつげなどでレンズが汚れやすくなります。眼鏡を使用している方は、アイレリーフ12mm以上の製品をご使用になると便利です。
また、デジスコの場合は、アイレリーフが長い接眼レンズを使用した方が好都合です。アイレリーフが短いと画角の周辺部が暗くなる「ケラレ」が出やすくなったり、カメラとの相性が合わない可能性もあります。

F値(口径比)とは

「焦点距離」÷「口径」で算出されます

たとえば、口径100mm、焦点距離400mmなら、口径比はF4となります。この数値が小さいほど、被写界深度(焦点が合っている部分の前後幅)が浅くなります。また、この数値が小さいほど多くの光を通すので、デジスコの場合はシャッタースピードを早くすることができます。

分解力検査標板

集光力とは

肉眼に対して光を集める能力を表した値です

集光力は、(「口径の直径」÷「瞳孔の直径」)の二乗で算出できます。たとえば、夕方に口径65mmと80mmのスポッティングスコープで鳥を観察していたとします。その時の瞳孔が大よそ直径約5mmと想定した場合の集光力を算出してみます。
口径65mmの集光力 → 肉眼の約169倍
口径80mmの集光力 → 肉眼の約265倍
口径65mmに対し、口径80mmでは約50%ほど集光力が高いということになります。薄暗い条件の元での観察では、視野の明るさの確保には、大きい口径の方が有利ということになります。
※この数値には個人差があります

分解力とは

どこまで細かく見分けられるのかを表した値です

光学系を通して標板を見る場合、等間隔の白黒しま模様の縦及び横の標板を同時に見分けられることができる能力(JISの用語解説:双眼鏡・地上単眼望遠鏡の項より)

簡単に言えば、どこまで細かい物が見分けられる能力があるかということを表したもので、これは「口径」が大きくなればより細かい所が見分けられるようになります。たとえば、ドーズの限界式を使って計算すると、口径60mmに対し口径80mmでは約33%ほど分解力がアップしています。

<ご参考>
ドーズの限界式:分解力=115.8″/口径(mm) を用いると、1km先にあるものを見たとき
口径60mm → 約8.5mmの物が見分けられる
口径80mm → 約7mmの物が見分けられる

『簡単スコーピングガイド』
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