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Pura vida! 野鳥ガイド露木貴浩氏のコスタリカ大自然コラム
オオツリスドリの巣とTerminalia oblongaの木
3. カリブ海側の熱帯雨林
水煙が立ち上る熱帯雨林の滝
ジャングルという言葉に皆さんはどのような光景を思い浮かべるでしょうか?どこからともなく聞こえて来る怪しげな生き物の声、高温多湿の緑の壁、ツタが幾重にも絡まった風景。そういった薄暗くてミステリアスな森を歩けば、大人でも冒険心をそそられることでしょう。
ジャングルと言えば、一般的には低地の熱帯雨林を指す言葉だと思いますが、コスタリカの熱帯雨林はカリブ海側と太平洋側では様相が異なります。今回はカリブ海側について少し触れてみます。
クラシックな熱帯雨林
木々を彩る着生植物フィロデンドロン
熱帯地域には四季は存在しません。雨季と乾季のみで、一年の3分の2は雨季にあたります。もっとも、一日中雨が降ることはまれで、午後に集中的に降る程度。「雨季は雨ばかりで観光や探鳥に向かない」ということもありません。雨季の方が見つけやすい生き物もいますしね。
ところが、カリブ海側では明確な雨季と乾季さえ存在しないのです。冷たい風が東から吹いて来ると、国の中央に走っている山脈にぶつかります。そして雨となって全てカリブ海側に落ちてしまいます。おかげで一年中雨が降る可能性があり、年間降水量が5000mmを超えるエリアもあるほど。でもそのせいか森は生き生きして見えます。
天空を目指すかのように巨大なセイバやアーモンドの木々がそびえ立ち、パッションフラワーやヘリコニアの花々が地面を彩る。メタリックブルーに輝くモルフォ蝶が飛び交い、イグアナやナマケモノが日向ぼっこし、小さなヤドクガエルが湿った地面をピョン、ピョン跳ねている。何が出て来るかわからないびっくり箱のような「クラシックな熱帯雨林」がそこに存在しています。生き物好きの私にはたまらない光景です。
『Pura vida! 野鳥ガイド露木貴浩氏のコスタリカ大自然コラム』
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露木さんのホームページ
コスタリカに在住し、野鳥に関するツアーガイドから講師までを幅広くこなす露木さんのホームページ。米国やエクアドルの野鳥についても紹介しています。
「アメリカ大陸の野鳥」(別ウインドウで表示)
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