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風景写真家 辰野清 645Dギャラリー

ペンタックス645D の快適な操作感 雨やホコリに強いのが嬉しく大きめのボタンはグローブをした手でも自在に操れる

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晩秋を迎えた里山の風景。朝光を受けてはいるものの少し肌寒さをともなう。ゆらゆらと穂先をゆらし光り輝くススキの枯姿に、冬を迎える前のかぎられた時の安らぎを想う。そんな心の余裕から生まれる充実感も、645Dボディの優れた利便性があってのことだろう。
ペンタックス645D・FA645 45〜85ミリ・C-PL・F22オート(−0.7EV補正・1/10秒)・ISO400・画像仕上げ:ナチュラル・WB太陽光/新潟県十日町松代

 メインボディとしての信頼感は高性能であることはもちろんだが、さらに私の場合は使用時の操作感も重要だと思っている。相性という部分なのか、恋人と同じように長く触れ合うのだから当然のことだ。
 撮影では速写性を高めるために大型の自由雲台を使用している。当然フレーミング時ではつねにグリップに触れるのだが、そのフィット感のある形状がとても握りやすく、重量のあるレンズ装着時でも予想以上に軽く感じられ負担が少ない。
 またボディには軽量で衝撃吸収性、放熱性の高いマグネシウム合金を使用し、さらに雨やホコリの侵入を防ぐシーリングが70カ所にも施されている。これは自然のさまざまな環境に対応できる上でもっとも重要なことで、データや出会いを確実に守る安心感となっている。
 一昨年前の冬に荒れた日本海の波しぶきを浴びながら取材したが、塩害や湿気によるトラブルもなくしっかりと撮影を支えてくれた。
 私の住む信州では冬の寒冷地対策も気になるところ。実際にはカタログでのマイナス10℃での動作保証をよそに、マイナス20℃の極寒でも作動の不備を感じることはなかった。頻繁に使う機能は大きめなダイレクトボタンやノブによって独立していて、冬季のグローブ使用時でも簡単に操作できるところもいい。特にミラーアップダイヤルは頻繁に切替えるので助かる。
 フィールドでの機動性という基本コンセプトがフイルム645 から確実に受け継がれ、さらなる進化を遂げている操作感である。

視認性を高める便利機能 デジタルプレビューや電子水準器などデジタル時代の機能が作品づくりを助けてくれる

 私のもっとも使う機能としてデジタルプレビュー機能がある。機能的には画像をいきなり保存せず一度確認させてくれる単純なものだが、実際に保存される画像の確認や修正が以前にでき、さらには無駄なカットも減るのでとても重宝している。撮影時の工程を増やすこととなるが、丁寧に作品を仕上げる充実感が魅力だ。
 電子水準器も大きな背面パネルを有効に使った便利機能である。日中では目視での画面バランスを重視しているが、夜景撮影では水平確認の目安として使っている。手前に角度をつけた上部の大型パネル表示もカメラのフレーミングを崩さずに確認でき視認性が良い。細かな気使いだが嬉しいデザインである。

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微かに白く付着した唐松の斜面に朝の光が射し入る。コントラストとトーンが混在する露出的には最も難しい場面だった。しかしデジタルプレビューの事前確認によって光のトーンを瞬時に掴むことができた。
ペンタックス645D・FA645 150〜300ミリ・C-PL・F16オート(−0.3EV補正・1/6秒)・ISO200・画像仕上げ:ナチュラル・WB太陽光/長野県岡谷市鉢伏山

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初めて撮った時の衝撃 「空気感まで伝わる豊かなトーン」

被写体の重なりで遠近感を感じることは容易いが、空気の透明感までとなると難しい。ペンタックス645Dの階調豊かな描写からは、自分がまだ撮影しているかのような心が開放される空気が写ってくる。モルゲンロートの柔らかなトーンは、ポジフイルムをルーペで確認しているかのような錯覚を呼び起こすものだった。
ペンタックス645D・FA645 45〜85ミリ・C-PL・F16オート(+1.3EV補正・0.6秒)・ISO400・画像仕上げ:ナチュラル・WB太陽光/長野県高ボッチ高原