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金田正人の自然かんさつのススメ
2. 自然観察と道具 (1)
「観る」道具
写真・文:金田正人

どうやって自然観察するの?

双眼鏡、顕微鏡、聴診器、集音器、懐中電灯、ピンセット・・・。道具がなくても自然観察はできますが、道具があることによって、これまでと違った視線、視点で自然と向き合うことができるようになります

それではさっそく自然を観察してみましょう!・・・と思ってみても、どうやって自然を観れば良いのでしょうか。あまり難しく考えず、よく耳を澄ましたり、じっと見つめてみれば良かったりします。とは言っても、漠然とし過ぎているかもしれませんので、今回は自然観察に便利な道具を紹介してみようと思います。

もちろん、道具がなくたって自然観察はできますが、道具たちがあることで、これまでと違った視線や視点で自然と対峙することが可能になります。「道具を使ってみよう」という入り口が自然を観ることへ導いてくれるということもよくあります。道具を持ってみるというのは自然観察を始めるのに良いキッカケなると思いますよ。

ルーペを使って道ばたの草を眺めてみる

ルーペがあれば、観てみたいものをレンズ越しに見るだけで、草の種のつき方の仕組みや、虫の羽根の表面の構造など、驚くほど美しいものが見つかります

さて、まず最初にご紹介したいのはルーペ(虫眼鏡)です。これで小さな虫や花を観てみるというのは、わりと一般的な自然観察のイメージではないでしょうか。

誰でも一度は、「ファーブル昆虫記」の挿絵などでルーペを持った研究者の姿を目にしたことがあるのではないかと思います。ところが、実際にルーペを使って植物や昆虫を観察した経験のある人は少ないようです。

ルーペは、写真用、精密機械組み立て用、老眼用と様々な製品があり、またわりと身近にあるものですから、「とりあえずチャレンジしてみる」のにちょうど良いかと思います。

そのルーペにもいろいろありますが、シンプルな形のものがオススメです。特に「自然観察に適している」と僕が考えているのは、レンズカバーが一体になっている製品です。倍率も8倍から10倍くらいのものが使いやすいのですが、ここはいろいろ試してみて、お好みのものを探してみてください。見比べること自体、とても楽しめると思います。

ルーペは、カメラ販売店の写真用品コーナーやホームセンターなどで1,000〜3,000円くらいで手に入ります。使い方もの極めて簡単で、観てみたいものをレンズ越しに見るだけ。何気なく眺めていた道ばたの草の種のつき方の仕組みや、虫の羽根の表面の構造など、驚くほど美しいものが見つかります。

金田正人氏について

かねだまさと

財団法人日本自然保護協会
自然観察指導員

神奈川県横浜市生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒。学生時代から東京を中心に自然観察会を開催。卒業後は、主な活動場所を三浦半島に移し、環境教育や自然保護活動を展開。1991年自然観察指導員講習会を受講。1994年から2005年同講習会講師。1995年に神奈川農環境自主保全協力グループ「こさく」を、1996年に三浦半島自然誌研究会を仲間と設立。最近では外来生物問題(特にアライグマ)対策にも取り組んでいる。生物多様性JAPAN研究員、逗子市環境審査会委員。

財団法人日本自然保護協会
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