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金田正人の自然かんさつのススメ
1. 自然観察に出かけよう
写真・文:金田正人

自然観察とやらに出かけてみよう…と思ったけれど

「自然観察」という言葉は広く一般的に使われていますが、「自然観察って、なに?」なんて改めて考えてしまいますと、ムズカシイことのように思えるかもしれません。

昆虫採集?バードウォッチング?

いわゆる自然観察が「自然観察」なんて言われるようになったのは、せいぜいここ50年くらい前からでしょうが、その行為自体は、おそらくは人の歴史と同じ位には古いのではないかと思うのです。

自然観察は日常の中でも十分に楽しめる
それは街中でも同じ。こんなところから自然観察がはじまることも

狩猟採集によって暮らしていた太古には、自然観察は生きる術のひとつとして誰しもが行っていたことは想像に難くありません。鳥や獣を捕まえるにはその行動や生態を知っている必要があっただろうし、その木の実が美味しいかどうかを知るには、ほかの実と見分けがつかなければならなかったろうと思うのです。

「狩猟欲は本能である」と聞いたことがありますが、であるのなら、「自然観察欲」=「自然を観たい知りたい」という本能も、元から人間にはあったのかもしれません。

話がだいぶ大きくなってしまいましたが、その「自然観察」をするのには、どこに行って何をすればいいのでしょう。

世界自然遺産に指定されている屋久島や白神山地、知床に行くのも良いでしょうし、特別天然記念物のアマミノクロウサギやタンチョウ、イリオモテヤマネコを観察してみようというのも良いでしょう。でも、身近なところにも十分に自然はあるし、そうした自然を観察してみるのも悪くはありません。

試しに窓を開け戸外をしばらく眺めてみてください。樹々の緑色や空に浮かぶ雲が見えませんか?その空には時折、鳥が横切ったりしていませんか?

世界に名だたる大自然もいいですが、自然はどんなところにも存在します。自然観察は、いつでも思い立った時に、どこでも始めようと思った場所でできるのです。

金田正人氏について

かねだまさと

財団法人日本自然保護協会
自然観察指導員

神奈川県横浜市生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒。学生時代から東京を中心に自然観察会を開催。卒業後は、主な活動場所を三浦半島に移し、環境教育や自然保護活動を展開。1991年自然観察指導員講習会を受講。1994年から2005年同講習会講師。1995年に神奈川農環境自主保全協力グループ「こさく」を、1996年に三浦半島自然誌研究会を仲間と設立。最近では外来生物問題(特にアライグマ)対策にも取り組んでいる。生物多様性JAPAN研究員、逗子市環境審査会委員。

財団法人日本自然保護協会
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